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新宮神社

東地区の東大沼の西側寄りにある新宮神社。奈良時代の神護景雲元(767)年に創建されたこの神社は、筑前国(現福岡県)香椎宮よりその分霊を勧請してこの地に祀ったものです。祭神は息長帯媛命(おきながたらしひめのみこと)で、この命とは、三韓征伐で有名な神功皇后です。皇后は身重の体でありながら、腰に石を挟んで出産をおさえ、朝鮮に向けて船出しました。新羅を討ち、百済・高句麗を服属させ自国に凱旋し、そこで無事第15代応神天皇を出産しました。このため、神功皇后は、安産の神、航海の神として祀られています。新宮神社は東大沼の鎮守ですが、安産の神として近隣町村の婦人の信仰を集め、年間を通して戌の日に「おはこ」を借りうけにくる婦人も多いそうです。
また神社の森は、緑地環境保全地域に指定され、数多くの植物、昆虫・鳥類が繁茂生息して豊かな自然林を形成しています。樹々がうっそうと生い茂るこの森は、昼でも薄暗く、幽玄な雰囲気を漂わせています。神社の北側にある樹齢350年~400年と推定される2本の巨大杉は、幹周りが約5mもあり威圧感を覚えます。

【場所】 稲敷市東大沼29番地 ※上段の「アクセスマップはこちら」から地図をご覧いただけます。
新宮神社