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観光の情報

鷲神社

鳥居をくぐり90段余りの階段を上りきると、きれいに管理された丘の上に鷲神社の社殿が現れます。
鳩崎にある鷲神社は、祭神に天日鷲命を奉り天長年間(824~34)創建とされる由緒ある神社です。神社の拝殿には、江戸時代の狂歌で中央文壇でも名を馳せた「緑樹園元有」の狂歌額も奉納されています。元有は江戸崎の豪商で鍋屋の総支配人の子で、狂歌の他にも詩文、華道、茶道にも通じた文人でした。この狂歌額は横幅約2mの大きなもので、嘉永三年(1850)に元有をはじめとした45名の歌と名前が書かれているそうです。狂歌額はいずれも歴史のある高田神社や楯縫神社(信太)にも奉納されているということで、歴史の重みを感じます。
境内は高台だけあって風通しはよく、階段を上りきり少し息を切らした体には心地よく感じます。周囲を取り囲む木々は新緑にむせび、足下には草花がアクセントとして彩りを添えていました。

【場所】 稲敷市鳩崎 ※上段の「アクセスマップはこちら」から地図をご覧いただけます。
鷲神社