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観光の情報

横利根閘門(西代)

横利根閘門は、明治33年(1900)に始まった利根川改修工事の一部として、霞ヶ浦と利根川を連絡する舟運の重要なルートである横利根川の利根川合流口(茨城県と千葉県の境)に造られた閘門で、大正10年(1921)に完成しました。舟運が衰退した現在でも、釣り船などの運航に利用されています。
横利根閘門は、煉瓦と石組みによる閘門としては日本で最後に建造された、当時としては最大規模(長さ90.9m、幅10.9m)のものです。中世以来のヨーロッパ閘門の伝統を受け継いだ構造は、土木技術史上、煉瓦造閘門の一つの到達点を示す遺構として重要であると評価され、平成12年に国の重要文化財に指定されています。
平成6年、国土交通省(当時は建設省)は、痛みの激しい部分の補修と、門扉の開閉の自動化の改築を行いました。これを機に、閘門の周辺を含めて「横利根閘門ふれあい公園」として整備し、平成12年から一般に公開されています。

【場所】 稲敷市西代地先 ※上段の「アクセスマップはこちら」から地図をご覧いただけます。

閘門とは?

利根閘門は、利根川が増水したときに、霞ヶ浦に洪水が逆流するのを防ぐ機能も果たしています。
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