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大杉神社

主祭神として倭大物主櫛甕玉大神(やまとのおおものぬしくしみかたまのおおかみ)を祀っている大杉神社は、神護景雲元年(767)創始といわれ、「あんばさま」として地元阿波地区の人はもとより、県内外から多くの信仰を集めています。現在、平成8年から開始された10年にも及ぶ平成の大造営が行われていますが、この度、覆っていた工事用の足場などが撤去され、流麗かつ豪壮な県内最大の木造社殿を直に見ることができるようになりました。
社殿に施された彫刻が見事で、本殿腰組の海獣背乗仙人や天の邪気足踏仙人彫刻、瑞垣の二十四孝彫刻群は名匠島村圓鉄の作品であり、拝殿向拝虹梁の丸彫りの龍をはじめとする社殿各部の彫刻は名工磯辺儀左衛門の作と伝えられています。
社殿北側には、幹周り7.5m、樹高28mの大杉三郎(三郎杉)が、神苑(奥山)最奥には幹周り7.5m、樹高40mの大杉次郎(次郎杉)がご神木としてそびえ立ち、荘厳な雰囲気を醸し出しています。なお、残念ながら大杉太郎(太郎杉)は寛政10年(1878)に焼失しています。

日本唯一の夢むすび大明神

大杉神社は日本唯一の夢むすび大明神といわれ、正月の初詣や、2月3日の節分祭には多くの参拝客が訪れ、年間の参拝者は33万人を数えます。

【場所】 稲敷市阿波958番地 
画像:大杉神社(2013)

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