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高田神社

高田岡にある高田神社は、承平年間(931~937)に、紀伊国(現在の和歌山県)の熊野大社の分霊を勧請し、平将門の乱の平定を祈願するために創建されたものと伝えられています。その時、13人の供僧もこの地に来住しています。祭神は伊邪奈岐命など8柱です。
南北朝の時代には、延元3年(1338)9月の北畠親房の神宮寺籠城の際、神官などが南朝方に味方し、神領が北朝方に没収されてしまいました。
享保18年(1733)に再建された社殿は、平成2年に焼失しましたが、平成9年に再建され現在に至っています。
約140mの参道の両側に立ち並ぶ杉の巨木は壮観です。その杉並木により光が遮られ昼でも薄暗い参道を抜けると、突然、荘厳な社殿が光のなかに現れます。厳粛な気分にさせられる瞬間です。
また、高田神社を含めたその周辺は、自然林と人工林が織りなす植生と、数種のアゲハ類が生息するその豊かな自然環境により、県の自然環境保全地域に指定されています。

【場所】 稲敷市高田 ※上段の「アクセスマップはこちら」から地図をご覧いただけます。
高田神社

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