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熊野神社

古渡岡地区にある熊野神社は文治年間(1185~90)に、熊野別当の湛増という人物が古渡の地にお祀りしたのが始まりとされている(『新編常陸国誌』)歴史ある神社です。また、神仏習合の古い時代には、小野の逢善寺の末寺であった智福院が別当寺を務めていたとされています。
熊野神社に関しては、永禄11年(1568)仲夏、江戸崎城主土岐治英が東条之庄峰熊野権現宝閣壱宇を建立し、続いて天正15年(1587)、同じく江戸崎城主土岐治綱が東条之庄古渡峰熊野三社大権現を再興して御遷宮したことなどが、棟札を書き写した史料に伝えられています(『東町史史料編古代・中世』、『東町史通史編』)。
普段は、集落の奥にひっそりとしたたたずまいを見せている熊野神社ですが、毎年10月には地域の人たちの手によって、現在でも受け継がれている例大祭が行われます。
このときだけは、集落内の人達が集まり、子供たちが境内の土俵で相撲を取るなど、にぎやかな「ムラの鎮守の秋祭り」の場所となります。

【場所】 稲敷市古渡周辺 ※上段の「アクセスマップはこちら」から地図をご覧いただけます。
熊野神社

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