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逢善寺

新利根地区小野に建つ「逢善寺」は小野の観音様として古くから親しまれており、茨城景観百選の一つにも数えられ県の有形文化財にも指定されている江戸後期の代表的仏閣建築です。
逢善寺の歴史をひもとくと、今から千年以上むかしの平安時代の天長3年(828)、逢善道人が千手観音を本尊として寺院を創立。淳和天皇の勅願寺として発展しました。正徳3年(1713)には天台宗の関東八檀林の一つに定められ、僧侶養成のための学問所として栄えました。
その間、逢善寺は2度の火災に遭い、現在の本堂は天保13年(1842)に再建されたもの。昭和56年から7年かけての修復工事が行われ、銅板葺きの重厚なつくりに当時の繁栄ぶりを感じられます。また、本堂の天井には寺内出身の日本画家、松本楓湖による天女が華麗に舞う絵「飛天の図」を見ることが出来ます。
この他、境内には県指定の文化財として、仁王門、書院・庫裡、彫刻の木造金剛力士立像、工芸品の五鈷鈴と五鈷杵、経文の妙法蓮華経など沢山の文化財があります。

【場所】 稲敷市小野318番地 ※上段の「アクセスマップはこちら」から地図をご覧いただけます。
逢善寺