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観光の情報

愛宕神社

愛宕神社は柴崎地区の愛宕山という小高い岡の上にあります。
火伏せの神である火産霊命(ヒムスビノミコト)が主祭神として祀られている愛宕神社は、「稲敷郡志」によれば、天文年間(1532~1554年)に同地区の竹ノ内に創建され、正保2年(1645年)に現在の寄居の地に移されたとされています。
この神社の祭りには、7月に行われる祇園祭があり、神輿を担いで町中を荒々しく走り回る「寺地の祇園」として知られています。
また、うっそうと茂った木立の中にある117段の坂は圧巻で、ここを舞台にした火伏せにまつわる伝説が残っています。
西風の強い夜半、寺地坪の家屋より出火し人々が騒いでいると、愛宕神社の男坂117段を、白馬に跨った勝軍地蔵が火伏せの槌を手に蹄の音を響かせながら駆け降り、急ぎ火事場に向かい火を消し止めたので類焼を免れたとのこと。その勝軍地蔵は、慶応4年(1868年)の神仏分離令により仏像を御神体として祀れなくなり、残念ながら姿を消してしまいました。
現在は神社周辺に児童遊具や自然散策路などが整備され、愛宕山市民公園として広く市民に利用されています。

【場所】 稲敷市柴崎7820番地周辺 ※上段の「アクセスマップはこちら」から地図をご覧いただけます。
愛宕神社