「ジャンボタニシ」「ナガエツルノゲイトウ」の農地侵入を防ぐために
「ジャンボタニシ」や「ナガエツルノゲイトウ」が、農地に侵入し全国的に深刻な農業被害が報告されています。以下の内容を参考にして、防除対策をお願いします。個々の農家による防除作業には限界があります。防除対策を組み合わせて、地域全体で防除効果を高める組織的な取り組みにご協力ください。
【特 徴】
〇ジャンボタニシ(スクリミンゴガイ)
・南米原産の淡水性の巻貝です。柔らかい葉を好んで食べるため、稲の苗やレンコンの芽を食害して大きな被害を出しています。
・日が暮れると水中から上がってきて、草や用水路の壁にピンク色の卵を産みます。
〇ナガエツルノゲイトウ
・ヒユ科の多年生植物で、水辺(農業用ため池、河川)で大群落となり、茨城県でも昨年に水田への侵入が確認されました。
・葉は千切れやすく、節や根から活発に再生し拡散しやすい特性があります。
【侵入防止方法】
取水期間時、給水栓口にネット等を設置し、水路からの侵入を防いでください。
〇ジャンボタニシ:水路に発生している場合、越冬した大型の貝の侵入を防ぐのに有効です。
〇ナガエツルノゲイトウ:主に取水口から侵入し畦畔や水田内に広がるため、有効と考えられています。
【発生した場合の防除方法】
〇ジャンボタニシ(スクリミンゴガイ)
・貝は見つけたら、捕獲してつぶします。卵は、産卵早期に水中に払い落とすかつぶしてください。
(貝には寄生虫がいる可能性があり、卵にも毒があると言われているため、素手では触らないでください。)
・食害を防止するために、薬剤散布や浅水管理などの防除対策をしてください。
〇ナガエツルノゲイトウ
・刈払機による除草によって断片が拡散し、農地に侵入する可能性があります。
・定着が見られる畦畔では、除草剤中心の管理をしてください。
関連ファイルダウンロード
- ジャンボタニシによる水稲の被害を防ぐために(春夏編)PDF形式/907.19KB
- ジャンボタニシによる水稲の被害を防ぐために(秋冬編)PDF形式/683.87KB
- ナガエツルノゲイトウの侵入・拡散を防ぎましょうPDF形式/1000.31KB
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問い合わせ先
- 2024年5月27日
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